日本は北の北海道〜九州〜沖縄まで縦に長い国のために気候風土が全く異なります。
宮崎県は九州の南東に位置しているため全国に比べて特に夏の高温多湿と長梅雨、そして台風の上陸などの影響を受けやすい特性があります。
そのために、これらの気候風土に根ざした住まいづくりをする必要があります。これらの風土を考慮し風通、採光に十分対応した設計を心がけています。また、全国一の杉生産を誇る宮崎県でありますので飫肥杉を使った地産地消の取り組みを積極的に行っています。
ここに紹介する住宅は主に飫肥杉の特性を引き出した木組みや伝統的な軸組工法などで設計した作品です。近年の傾向として、新建材で造られた外壁が大部分を占めるようになり、街の景観が画一的なデザインになって来て違和感を感じます。レモン設計室は出来る限り地域の自然素材を使い気候風土にあった住まいづくりを行い地域の景観と風景づくりに積極的に取組んでいます。