レモン設計室

2025.8 月吉日

お待たせいたしました。
ようやく リニューアル・プレオープンです!

アトリエ概要

レモンとは〜

◾️一味違う住まいづくり

何気なく料理に添えられているレモン!ほんの一滴落とすだけで一味変わるレモンに魅せられてレモン設計室は生まれた。決して『主役にならず脇役として料理を引き立てる』と言った意味があります。音楽、芸術、生け花、料理などそれぞれに独創的で個性に満ちたアイデア、技術、創造性などのプロの技がそこにはあるのです。

 住まいづくりもプロの技によって、より魅力的な住まいができるのです。

 これまでに多くの建築作品づくりを行ってきましたが、今後も気候風土に根ざした豊かな空間づくりと快適な生活ができるような住まいづくりに挑戦し続けて行きたいと思っています。

◾️何故レモンなのか?

事務所の名称をつけるとき多くは自分の名前や専門用語、地域名などを参考に付けられることが多い。しかしレモンはどれにも当たらない。名前から引用すると河野は「か行」になる。電話帳で「か行」は最も多い行になり探し出すには大変な労力を要する。その中で最も少ない行は「ラ行」であった。そして料理で使われているレモンという文字が印象に残ったのです。

 レモンは魚料理、サラダ、肉料理などで何気なく添えられているがレモンは主役ではなく料理を引き立てる脇役であったこと。しかも、レモンの果樹をほんの一滴落とすだけで料理が引き立ってくる。素人でも料理が作れる。しかし、味はどうでしょうか?
一流の料理人がつくる料理とは全く美味しさが違うのが分かると思います。

 建築の設計も同じようなことが言えます。住宅の設計は素人でもできます。しかし、プロの設計する住宅は素人の設計とは全く異なってくるのです。

 このようにプロに頼むことで一流の味が楽しめるのです。建築設計においてもプロに頼むことで一味違う住宅ができるのです。

 主役はお客さんです。

私のモットーはお客さんの要望を引き出して、より良い住まいを提供することを最も大切に考ています。

 レモン設計室と関わることで一味違う住まいをつくることができるのです。是非お気軽にご相談ください。

この度、永年住み続けた宮崎県串間市を離れ、2024年に神奈川県座間市に移住してきました。環境が変わると新たなる発見や違いが肌で感じるようになります。今後はこれまでの体験を活かしながら新たな建築づくりに挑戦し新たな一歩を踏み出したいと思います。

◾️社 名   レモン設計室 Lemon Architect Design Ateler

◾️代表者   河野秀親 Kawano Hidechika

◾️資 格   一級建築士  国土交通大臣登録110736号

       みやさき木造マイスター

       宮崎県ヘリテージマネージャー

◾️所在地   〒888-0013 宮崎県串間市東町19-15

◾️連絡先   〒252-0026 神奈川県座間市新田宿271-3

◾️電話番号  090-3070-5482

◾️Email   popolemo117@gmail.com

◾️公式サイト https://www.lemon-kushima.com

◾️業務内容  建築設計監理(住宅・リフォーム・福祉建築・一般建築)

       外構・環境設計(ランドスケープ)

◾️受賞履歴  有明町健康ランド蓬の郷 1995年 通産賞グッドデザイン賞 受賞

       あがた幼稚園森のユートピア館 2015年木材利用推進コンクール会長賞 受賞

       西都ふたば幼稚園    2021年ウッドデザイン賞 受賞

◾️書籍出版  子育ては住まいから! 2023年1月 自費出版 発行所 鉱脈社 

       販売:宮崎県内書籍店 全国:アマゾン・楽天他

◾️所属団体  日本建築家協会正会員(九州支部所属)登録建築家

       宮崎県建築士会正会員

       茶間倶楽部(宮崎県建築士会)

◾️気候風土に適した木造

高温多湿で直射日光の強い地域、そして台風通り道となっている宮崎県としては杉を使った木造住宅が最も気候風土に適した建築であり成長する家づくりにおいては増改築が容易であり持続可能な建築と言える。

 特に宮崎杉は構造材としても露出して使ったりつか材や壁材として使うことで魅力を醸し出す。特に構造美を表現することでハウスメーカーなどがつくる住まいと比べ遥かに魅力ある建築が造れるのです。

◾️構造を生かした木造建築

コンクリート造、鉄骨造、ブロック造、木造など多くの構造がある中でも基本的に考える構造のあり方として素材を活かした建築をつくることに心がけている。コンクリートは打放しコンクリートの建築、鉄骨は鉄骨フレームを活かした建築、木構造を活かした建築などである。  

 つまり素材や骨格を活かすことで魅力的な空間をつくり出すことができる。その中でも木造建築は高温多湿の風土において調湿機能や木の温もりを感じるので人に優しい建築ではなかろうか。特に木構造の骨格を表した空間はダイナミックな空間が創出でき更に魅力が増す。

 近年、柱の見えない住宅が増えている。せっかくの木造建築が全く活かせていないのは残念に思う。柱・梁を壁・天井で覆い隠すことなく見せる(魅せる)住まいづくりに木造建築の良さがあると思う。

 鉄やコンクリートの肌は冷たくて硬く人を遠避けてしまう。しかし、木肌は温もりを感じ人に優しい素材である。木の色も暖かく癒されると共に居心地の良い空間を創り出してくれる。木造は人を幸せにしてくれる最高の素材である。

◾️ワクワクするように透かす

人は丸見えにされると防護本能が働き不安になり落ち着きがなくなる。そのために何かで隠そうとする行動が起きる。その方法としてカーテンやブラインド、すだれなどでプライバシーを守ろうとする。しかし、完全に見えなくなっている訳ではない。透けて見えているのに何故か安心感が生まれ落ちついた状態になる。

 透かす方法としては障子やすりガラスなど柔らかい光は通すが視覚は遮る。格子などは透けて見えるが丸見えにはならない。しかし、音や匂いは通す。このように透かすとは目的によってコントロールすることができる。

◾️空間をつなぐ

「つなぐ」という意味にはものともの、人と人、部屋と部屋、内と外、床と壁、壁と天井、窓と壁、建物と地盤など様々。これらの「つなぐ」接点には何らかの材料であったり装置であったりする接着剤に相当する。その意味では主役ではない「つなぐ」縁は大変重要な役割を持つ。その接着剤の役割をなす縁を大切にしてあらゆる空間を創作している。縁は主役ではないので目立たずそして主役を引き立てるように考える。

 壁と天井をつなぐ廻縁は和室の場合、壁の塗り壁と杉板の天井をつなぐ部材である。通常、杉の柱、杉の天井に合わせて杉の廻縁となってうまく溶け込んでいる和室の伝統的な手法である。洋室で良く見かける廻縁にはがっかりすることがある。壁天井がビニールクロス張りでプラスチック製の廻縁が取り付けられている。更には壁紙との色彩がアンバラスで廻縁だけがこと更に目立っている事例が多い。縁はつなぐ役割なのだがこれでは縁を切っていることになる。

 良い仕事とはつなぐ場所を見ればわかると言われる。私は縁は目立たず主役を引き立てることを基本とした設計を心掛ている

◾️アプローチは楽しく

道路から玄関までのアプローチの良し悪しで住まいの魅力が変わる。玄関までのアプローチは最初に目に入る住まいのイメージである。玄関までの動線と視線の誘導でおしゃれで機能的なアプローチを造るためには玄関が丸見えにならないような工夫と安全性も考える必要がある。少し蛇行させると柔らかな雰囲気が造れる。

 住宅のデザインに合わせた路地的な道にして楽しくそして魅力的に設ることで玄関までのアプローチが魅力的になる。また夜の照明も癒しの空間としてあるいは防犯上においても大切な要因と言える。

◾️風の通り道をつくる


風はいろんな方向から吹く。入り口と出口を平面的、立体的にいろんな方向に流れる通り道を設けることで快適な環境がつくれる。

◾️自然光の明かり


明かりは照度を確保するだけでなく明るさ暗さの世界を楽しむ。またあかりには照明器具や自然光がある。それぞれの明かりをうまく取り入れ豊な空間を創出すことで魅力的な住まいづくりができる。

◾️照明の明かり


明かりは照度を確保するだけでなく明るさ暗さの世界を楽しむ。またあかりには照明器具や自然光がある。それぞれの明かりをうまく取り入れ豊な空間を創出すことで魅力的な住まいづくりができる。

◾️照明の色

照明器具には蛍光灯、白熱灯、ハロゲン球、クリプクトン球、ビーム球、LED球、ネオン灯など多種多様のランプがある。ランプにはそれぞれの特徴や色温度があるので利用用途により使い分ける必要がある。一般的に使われている蛍光灯では昼光色、昼白色、電球色があり、最近主流になっているLED照明には昼光色、昼白色、温白色、電球色があるので使用目的によりそれぞれの特徴を十分検討した上で採用する必要があります。

 日本人はこれまでに昼白色の蛍光灯の中で育ってきた過去があるので、昼白色の照明を疑うことなく利用されていることも多い。その背景には電気工事店が必然的に昼白色を使用してきたことも影響しているのかも知れない。

 部屋の雰囲気をつくるのはデザインや家具、小物ではなく照明の影響が最も大きいと言えます。

住宅においてはできるだけ温色系を使うことをお勧めします。そして気持ちが安らぐ暖かで心地よい空間を醸し出して欲しい。

◾️回遊性で楽しさ増大

平面計画で大切にしていることの一つにそれぞれの部屋が孤立することなく行き来でき、部屋全体を回遊できるようにする。  

 人は行き止まりや暗い部屋には少し躊躇することがある。そうなると部屋から遠ざかり使うことは減ってくる。結果的には掃除をしなくなったり開かずの間になってしまう。

 また、個室化された部屋は狭く感じたり使いづらい部屋となることが多い。

 楽しい住まいにするにはそれぞれの部屋が楽しくありたいものです。いろんな部屋を行き来することで快適な生活ができるよう回遊性と迷路性を持たせることが住まいづくりにおいて大切なことだと考える。また、部屋同士が見え隠れしながらつながることで狭い部屋でも広々と使うことができ魅力ある空間ができる。

◾️柱の存在が生涯の思い出づくり

住まいから柱が消える?日本建築の特徴はそれぞれ部屋に柱が見えたものだ。田の字形の平面図ではふすま、障子で仕切られていたのでその交点には柱が存在していた。しかし、和室から洋間への生活が主流になってきた今、いつの間にか柱は囲われてしまい見えなくなってきた。木造建築の魅力は柱の存在があって木造らしさが表現できる。大黒柱という存在が生まれたのも柱が見えていたからなのです。柱には子供の成長記録が刻まれ、また、家族の様々な思いなどが刻み込まれるなど大切にされてきたのである。

 平面計画にあたり柱の存在を感じるよう独立させた柱を配置。このことで部屋の中で一層、存在感のある柱となっている。また独立した柱は部屋に奥行きを感じさせ広々とした空間となる。更に部屋の中でも重要な位置づけとなり木造建築の魅力を創出することができる。

◾️階段は魅力的な空間

階段は楽しい上下の移動空間。住まいの中で唯一の上下の移動空間が楽しめる場でもある。この階段がきつくて上がりにくいようでは二階へ上がるのがおっくうになる。また危険な階段となり一階と二階が分断される住みにくい住宅となってしまう。

 階段の構造も木材だけではなく鋼材など使い軽快な空間とすることでおしゃれで気持ち良い階段ができる。思い切った発想で魅力的な階段に挑戦することも楽しい。

◾️人は住まいをつくり 住まいはそこに住む人をつくる

衣食住の中で最も高い買い物は「住」

であろう。誰もが生涯においてマイホームを持ちたいと言う夢を持っていると思う。しかし、簡単には手に入れることができないため人生最大の買い物となってしまうのです。

 住まいと言う環境ができるとほとんどの人が一生涯そこに住むことになります。住まいという空間はそこに住む人に大きな影響を与え続けるのです。これまでに住まいの考え方やあり方を書きました。その大切さなどある程度理解して頂けたのではないでしょうか。

 間違った住まいづくりをしてしまうと考え方や常識までもが変わってしまうのではないでしょうか。つまり、住まいはそこに住む人をつくるのです。

◾️環境が人をつくる

 環境というキーワードは森林や海、山、川などの自然環境に代表されるような地球環境についてが主流となっているかも知れない。しかし環境を語るとなるとそれ以外の多くのジャンルに広がる。

 例えば、人、家族、職場、都市、地域、気候風土、社会、教育、政治、、文化、言葉、宗教、人種、民族など数多くの環境が存在し、人はそれぞれの環境に置かれ生活しているのです。従って置かれている環境によって常識や考え方、生き方などが変わってきます。

 粗悪な環境と良い環境とでは必然的にその影響が出るのは当然でしょう。

「環境が人をつくる」

より良い環境づくりを目標に、できるところから取り組んでいきましょう!