カナダの旅 バンクーバー
■ノース・ショア/バンクーバー

 ウォーター・フロント駅からシーバスで15分。ノース・バンクーバーに到着する。そこにはロンズデール・キー・マーケットがある。デッキの広場からはダウンタウンの美しい高層ビル郡が眺められる。このマーケットは生鮮市場を中心とした庶民的なマーケットで、中央部の吹き抜け空間を取り囲むように惣菜や飲食をサービスする店がところ狭しと並んでいる。食事はこれらのサービスカウンターで買い求め、共同のテーブル席かあるいは海に面したサンデッキの空間で各々食事を楽しむことができる。さわやかな潮風を浴びながらの食事は実に楽しい一時である。
 2階には衣料品や雑貨、手作りのアクセサリー、お洒落な台所用品、マリンショップなどが並び楽しい買い物ができる。又、野外の広場ではギター演奏や大道芸人によるパフォーマンスで賑わいを見せている。これぞウォーターフロントの楽しい過ごし方だなあ〜と思います。

■グランビル・アイランド
 ダウンタウンとバンクーバー市の南西部を結ぶグランビル・ブリッジの下にある、小さな半島状の一帯がグランビル・アイランドである。かつては製材所などが並ぶ中小工場の密集地帯であったが、1973年から大規模な再開発が行われた。その基本構想は、かつての工場の建物を出来る限り残し、内部を大胆に改造しようと言うもの。
 さらに、単なる観光のポイントでなく、先ず市民が楽しめる場所づくりが重視された。工場はレストラン、小劇場、アートギャラリー、美術大学へと変身した。さらにマリーナ、マリンスポーツ専門店、手作りクラフト、ミニショッピング・モールやマーケット、地ビール工場やホテルなどもある。
 営業時間が午前9時から午後6時までと短いのは残念である。この日も自由時間が取れず到着したのが6時前。すでに閉店。そして、夕暮れで薄暗い時間帯であった。写真撮影にはあまり歓迎できる状況ではないが、何とか夕闇迫るウォーターフロントの町並を撮影できた。マーケットや雑貨店も覗いて見たかったが残念ながら時間的に入ることができなかった。