宮崎県は杉生産量日本一を誇る地域である
宮崎の代表的な飫肥杉は成長が早いため秋田杉や吉野杉などと比較してやや柔らかい。また赤黒い木肌で粘りのある男性的な木材と言えます。そのために外材である米松などと比べ強度が若干低下する。その弱点をカバーするために集成材として使うことで、割れ・収縮の少ない木材として利用が期待されています。
この保育園は化粧構造材としてダイナミックに使いうことで杉の魅力を引き出すような設計としました。また、8角形が連続し集合した平面で構成し、森をイメージして4つのとんがり屋根を持つ特徴ある建築をました。小径材は杉の無垢材、中径材(成240〜360)は杉の集成材、柱は8角形の杉の集成材で構造体を形成しています。
Project 01  東郷の森保育園

飫肥杉を活用した建築