鹿児島堀口製茶荒茶加工施設
志布志市有明町  2006.3月 完成 4月より稼動
用途 荒茶加工施設

構造 鉄骨造平屋建て

規模 約6000m2

CG
曽於郡有明町に完成した日本最大の荒茶加工施設である。170haの茶畑で収穫された生葉を完全自動システムの近代的な設備で緑茶として加工する。生葉棟、機械棟、仕上棟、冷蔵庫棟の4棟で構成される施設。
デザインコンセプト

企業のイメージアップを図る外観デザイン
春の息吹と共に新茶の季節がやってくる。爽やかな心地よい風は新茶のうねりに沿うように吹き抜ける。建築でザインの基本はお茶畑のうねる波のようなイメージをつくり柔軟で爽やかな企業イメージを醸し出すイメージとした。遠くから眺めると屋根のウェーブは一度見たら忘れることのできないインパクトがありランドマークとして地域の風景をつくり出してくれる。

南側外観
事務所より広場
交流広場と環境整備

施設と地域住民を『つなぐ』場として交流広場を設けた。建築と周辺環境を一体的に考え快適なアメニティ空間づくりを行い、駐車場は公園の中に融合するような計画とした。中心広場は周辺住民との交流の場となるような空間として様々なイベントなどが行われる空間である。

広場
働く人達や住民の憩いの場となる広場
新茶まつりなどの各種イベントが楽しめる
地下ピットから効率的な吸気システム

機械の燃焼に伴い大量な新鮮な空気を必要とする。窓からの吸気では窓側に面する機械の燃焼は充分であるが中央部に配置された機械には充分に空気が供給できない。それらの問題を解決するために建物外部の地下に吸気ピットを設け、地下で冷却された空気を取り込む装置として考えた。更に中央部まで直接吸気ピットを布設し新鮮な空気を取り入れることで燃焼装置にバランスよく吸気できるようにした。

通路上部のパーゴラ
廊下の展示コーナー